7学期講義/数理生物学

新着情報


科目区分

理学部生物情報科学科4年生科目
0560552

教員

佐野 雅己 (物理学専攻教授)
井元 清哉 (医科学研究所准教授)
岡田 真人 (複雑理工学専攻教授)
望月 敦史 (理学部講師)

場所

理学部3号館 310

教科書・参考書

合原 一幸, 神崎 亮平 (編集):「理工学系からの脳科学入門」東京大学出版

深井 朋樹 (編集), 甘利 俊一 (監修):「脳の計算論(シリーズ脳科学 1)」東京大学出版

U. Alon, An Introduction to Systems Biology: Design Principles of Biological Circuits (Chapman & Hall/CRC)

成績評価

レポート

過去問


シケプリ


シラバス

生命現象を理解する上で近年ますます重要性が増している数理的な思考方法について学ぶ。生物学における大規模のデータの解析に役立つだけでなく、生命現象における普遍的な設計原理や数理的構造を探求する上で有効となる数理生物学の考え方や手法について4名の講師が分担して講義する。内容として、脳の情報処理、生命現象の力学系構造、遺伝子ネットワークのマイクロアレイ解析、生命システムにおけるネットワーク構造とその数理などを扱う。

I.脳の情報処理(岡田真人)
1.脳の視覚情報処理入門
2.初期視覚野の自己組織化と計算論的神経科学
3.高次視覚野への統計力学的アプローチ
II. 生命システムの力学系構造(佐野雅己)
1.力学系の基本特性と生命現象からの例
2.ネットワークモチーフと動特性
3.発生とロバストなパターン形成
III. 遺伝子ネットワークのマイクロアレイ解析(井元 清哉)
1.ベイジアンネットワークを用いた遺伝子ネットワーク推定と薬剤標的遺伝子同定
2.状態空間モデルを用いた動的な薬剤作用機序の推定
3.生命体データ同化法を用いた生体内分子シミュレーションモデルの自動構築
IV. 生命システムにおけるネットワークの数理(望月 敦史)
1. 安定性解析を利用した生体分子システムの解明
2. ランダムネットワークが持つ性質
3. 制御構造とダイナミクスとを関係付ける

関連サイト


講義まとめ


今年度初開講の講義なのでよくわかりませんが,おそらく一人3コマのオムニバス講義.おそらく数理(物理)からの生命に興味がある人や生物系からネットワークに迫るなどの事柄に興味がある人に向くはず.オムニバスなので興味のある教員の話だけ聴くというのもありだとは.



  • 最終更新:2010-02-13 12:42:11

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